日経TEST 650点到達するまで

はじめに


「日経TEST」とは日本経済新聞社が出している、経済ニュースを一般常識問題や時事問題で
昨今では、会社の昇進試験や就活などで、日経TEST「〇〇点以上」と目標を掲げられ、受験をする方も多くなってきています。私もその一人です。
このサイトでは、職業がシステムエンジニアという「全く関係なさそうな職業」の私が日経TESTを受験し、650点以上に到達するまでの勉強方法について書いていきます。

同じ境遇のあなたに、少しでも勉強のヒントとなれば幸いです。
                                      2022年10月

■受験のきっかけ

私の会社では、昇格試験で日経TESTが採用されています。エンジニアの私でも昇格するためには、
日経TESTを受けて、550点以上を取得する必要がありました。昨今の人事制度では、ジョブ型制度が
求められ、私の職場でも同様です。一方で、昇格試験に業務と関係のな日経TESTが採用されている
という、なんとも矛盾した目標設定で、エンジニアの私にとっては理不尽なものでした。
「業務に関係ない資格を取ってなんの意味があるの!?」と。

社内のエンジニアの先輩は当然のように、何度やっても受からない人もおり、日経TESTが昇格要件に
あることが理由で転職してしまう人もいました。とはいえ、現実は、受験して550点に到達しないと昇格はしません。「やるしかないだろ!」と気合いを入れて、日経TESTの勉強をし始めました。
日経TESTを通して、自身の経済知力を上げビジネスに活かしていく、というのがこのテストの本来の
目指す姿にはなりますが、このサイトでは、日経TESTに関する必要最低限の労力で突破するということ
を念頭に置いた、勉強方法を記載していきます。

日経TESTの特徴

日経テストは、日本経済新聞社が作成した、経済知力テストです。
ここで重要なのは「日本経済新聞社が独断で問題を選定している」ということです。テスト問題をコントロールしているのは、日本経済新聞社であり、日本経済新聞社が、日経TESTを通して受験者に日経新聞に興味を持ってもらい、日経新聞の購読に繋げようと、という意図が裏にあります。
大学受験で問われるような「政治・経済」を知っていれば、多少有利にはなるものの、平均点の550点を超えることは必ずしもないと私は思っています。
あくまでも、日経TESTに特化した形の勉強方法が必要である、と考えています。
ここからは、私が実際に経験して、認識しておくべき内容を書いていきます。

ポイント① 日経テストには年間受験制限がある

日経テストには、1年間に受験できる上限回数が設けられています。

2.受験資格
3) 1年間に当テストを受験できる回数には制限があります。当該制限により受験をご遠慮いただくことが受験申し込み後に判明した場合、受験者に対して事務局より受験不可のご連絡をいたしますので、あらかじめご了承ください。

https://ntest.j-testing.jp/cbt/site/nikkei/terms01.html

と書いてあります。具体的には、年3回までしか受験できません。
ヘルプデスクに問い合わせてみた際には以下のような回答が返ってきています。

テストセンター試験を受験できる回数は3試験分となっております。
〇月の時点で回数がリセット、というものではございません。
更新時期により、受験可能な試験が1試験ずつ更新されていきます。
公開会場で行っている全国一斉試験(春と秋)の年2回分と、テストセンター専用
試験分となります。過去の受験履歴により受験可能時期・可能回数が異なるため、お客様
一人ひとりお申込後に、システムと人の目によるチェックを行っており、1度ご受験いただいた
試験を再度出題はいたしません。試験更新時期に関わらず、新たに受験できる試験問題が
無い場合は受験のお断りをさせて頂いております。その際は、お申込後に事務局からお断り
のご連絡をさせて頂いております。

ポイント② 一度出た問題はもう一度出題されない 

前述した問い合わせの回答からわかる通り、「1度ご受験いただいた試験を再度出題はいたし
ません。」とあります。つまり、一度出た問題はもう一度出題されない、ということになります。
幅広い知識が求められるということを